【2025年度】インタビュー特別企画

2025年9月9日掲載

株式会社DTS WEST

株式会社DTS WEST

会社概要

株式会社DTS WEST
本社の所在地:京都府京都市下京区四条通麩屋町西入立売東町28番地2
1979年2月19日設立/社員数 294名 ※2025年8月時点

関西・中部を中心に業務システム開発や運用保守を通じて、「目立たないけれど地域を支える力になる」企業として信頼される存在を目指しています。

  • 業種:情報サービス・調査業
  • Pマーク付与…2009年5月11日、登録番号…20000969(09)
    審査機関:一般財団法人関西情報センター

取り扱う個人情報

  • 取引企業、提携事業者の情報
  • 採用応募者の情報
  • 自社従業者の情報など

インタビュー

インタビュー回答者

  • 申請担当者:小田 麻子様

Q

プライバシーマーク導入の背景を教えてください

A

当社では事業拡大に伴い、第三者認証であるプライバシーマークを取得しました。近頃では顧客企業が取引先を選定する際に、個人情報の適切な管理が重要な選定基準の一つとなっています。また、採用活動などで個人情報を取り扱う機会が増加していることから、社会的要請や法令遵守の観点から取得に至りました。これにより、社員一人ひとりの情報管理に対する意識と倫理観の向上を図るとともに、社内体制の整備を進め、取引先や顧客からの信頼獲得を目指しています。

導入の目的

・顧客および社会的信頼の獲得
・社内体制の整備
・従業者の個人情報保護意識の向上

Q

取得に至るまでの過程やPMS維持する中で、ご苦労された点はありますか

A

当社はプライバシーマーク取得後、現在9回目の更新を迎えています。長年の運用を通じて一定の成果を上げてきた一方で、運用事務局の活動においては、多忙なメンバーが兼務で対応しているために、業務の属人化が課題となっていました。近年は新メンバーの参画を機に、業務手順のマニュアル化や情報共有の仕組みづくりを進め、継続的な運用体制の強化と属人化の解消に取り組んでいます。更に、制度や法令の改正に伴う対応や、それに対応した研修教材の更新も行っています。取得後には社内意識の維持・向上も必要なため、運用には日々の地道な努力と柔軟な対応が求められています。

Q

プライバシーマーク取得後にどのような効果がありましたか

A

プライバシーマーク取得後、社員の個人情報保護への意識が高まり、社内の個人情報保護の管理体制が強化されました。これにより、漏えいリスクの低減や業務の透明性が確保され、社内外の信頼性が向上しています。特に顧客からの評価が高まり、新規取引の獲得や入札参加の機会が拡大するなど、企業価値の向上に大きく寄与しています。今後も社内教育や定期的な監査を通じて、継続的な改善と運用レベルの維持に努めていきます。

取得の効果

・従業者の個人情報保護意識の向上
・事故等のリスク低減
・自社の信頼性向上
・ビジネスチャンスの拡大

Q

PMSの運用において、工夫している点があれば教えてください

A

当社ではプライバシーマーク制度の運用において、取締役や部長職などの管理職が率先して、社内巡回セキュリティチェックを実施しています。あわせて相互に内部監査を行うことで、相互監視体制も強化しました。上位者が模範となる行動を取ることで、全社的なセキュリティ意識の向上につなげています。
また、各事業部の管理職とスタッフ部門を含む社内個人情報保護委員会の会議を定期的に実施しています。最新の個人情報保護関連の情報や、現場と顧客の声を反映した改善活動の情報の共有を行い、実効性のある運用を目指しています。こうした取り組みにより、制度の形骸化を防ぎ、継続的な改善と定着を推進しています。今後も継続的な改善を通じて、より高い個人情報の管理の維持に努めてまいります。

PMS運用のポイント

・管理職が率先して運用に参加し、相互に内部監査行う
・社内個人情報保護委員会で定期的に会議を実施、情報共有を行う


お問い合わせ

一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)
プライバシーマーク推進センター

〒106-0032
東京都港区六本木一丁目9番9号 六本木ファーストビル内

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