【2025年度】インタビュー特別企画
- トップページ
- 審査基準・指針
- 付与事業者の取組事例
- 株式会社インターコムR&Dセンター
2025年9月9日掲載
株式会社インターコムR&Dセンター

会社概要
株式会社インターコムR&Dセンター
本社の所在地:千葉県南房総市沓見98番地
2016年6月8日設立/社員数 79名 ※2025年4月時点
- 業種:その他の事業サービス業
-
Pマーク付与…2017年09月26日、登録番号…22000227(05)
審査機関:一般社団法人ソフトウェア協会
取り扱う個人情報
- 自社商品を利用している顧客の情報
- 自社従業者の情報など
インタビュー
インタビュー回答者

- 個人情報保護管理者:取締役兼管理部部長 鈴木 貴様
- Q
プライバシーマーク導入の背景を教えてください
- A
当社は、株式会社インターコム(本社:東京都千代田区、以下インターコム)のBtoBソフトウェアソリューションの企画・開発・販売、およびクラウドサービス提供事業の一端を担うべく、2016年に設立されたインターコムの100%子会社です。千葉県南房総市にて、ソフトウェアのテクニカルサポート、品質テスト、梱包配送事業を行っております。インターコムが取得したお客様情報を取り扱う業務を受託するにあたり、お客様の個人情報を適正に取り扱うことが条件となっており、その条件を満たすためにプライバシーマークを取得しました。
導入の目的
・個人情報の適切な取扱いのため
・取引条件を満たすため
- Q
取得に至るまでの過程やPMS維持する中で、ご苦労された点はありますか
- A
個人情報の洗い出しに関しては、業務フロー外の情報も精査し、詳細になりすぎる部分は適宜グルーピングを行いました。
リスク認識と対策については、各部署の業務担当者がリスクを自分事として捉え、主体的に対応してもらうように注力しました。
また、内部監査においては、監査チームと被監査部門が監査項目を十分に理解し、納得した上で、実効性のある監査を実施していくために時間を要しました。
- Q
プライバシーマーク取得後にどのような効果がありましたか
- A
当社はプライバシーマーク取得後にISMSも取得し、現在ではこれら2つのマネジメントシステムの特性を活かした運用を行っています。なかでも、プライバシーマーク制度における個人情報のライフサイクルごとのリスク認識と対策を徹底することで、従業員一人ひとりが常に個人情報保護の重要性を意識しながら業務に取り組んでいます。これにより事故の発生を未然に防ぎ、企業として存続していく上で不可欠な信用を確保できていることが、最大の効果であると認識しています。
取得の効果
・従業者の個人情報保護意識の向上
・事故等のリスク低減
・自社の信頼性向上
- Q
PMSの運用において、工夫している点があれば教えてください
- A
当社は現在、南房総本社と2022年に開設した仙台事業所の2拠点で事業を展開しています。各部署から選出されたセキュリティ委員と管理部が担うセキュリティ委員会事務局は計18名で運営しており、月に1度セキュリティ委員会を開催しています。本社と仙台事業所とをオンラインで接続し、1ヶ月間の活動報告、質疑応答、翌月以降の実施内容について議論します。
日々の業務では、Google Chatの「スペース」を活用し、個人情報保護管理者や内部監査責任者、事務局、各委員が活発に情報共有を行っています。時には熱のこもった意見交換も行われ、全社的な継続的改善に繋がる環境が構築されていると認識しています。
PMS運用のポイント
・月に1度定例会を実施する
・関係者が気軽に情報共有や意見交換を行える環境を構築する
- Q
PMSの運用について、今後の課題や目標があれば教えてください
- A
今後の目標としましては、個人情報の内容、ライフサイクル、リスク認識、リスク対策をさらに精査し、これらの重要な視点をメンバー全員で共通認識とした上で、運用レベルの向上を図ってまいります。
【2025年度】インタビュー特別企画