JIPDECプライバシーマーク推進センターおよび認定個人情報保護団体の相談窓口が、2022年度に受け付けた事業者の個人情報の取扱いに関する消費者の苦情・相談等の傾向や事例を取りまとめました。
個人情報保護マネジメントシステムの改善の一助になれば幸いです。

概要

2022年度の相談受付件数

• 当協会の相談窓口が受け付けた個人情報の取扱いに関する相談の件数は294件で、前年度（292件）と比較し2件増とほぼ横ばいでした。

2022年度の相談概要

• 付与事業者の個人情報の取扱いに関する相談受付割合を業種別に見ると、「人材サービス業を含むその他の事業サービス業」41.6%（99件）、「情報サービス・調査業」29.0%（69件）の2業種の割合が大きく、全体の７割を占めています。前年度と比べると、受付割合は、「人材サービス業を含むその他の事業サービス業」が27.5%から41.6%に増加し、「情報サービス・調査業」が36.4%から29.0%に減少しています。
• 相談種別の割合で見ると、「個人情報の安全管理関連」、「個人情報の開示等関連（開示・利用停止・消去等）」の順で多く、前年度と比較すると、「個人情報の安全管理関連」は26.7%から35.1%に、「苦情等の窓口対応」は9.7%から10.1%に増加しています。逆に「個人情報の開示等関連（開示・利用停止・消去等）」は20.0%から15.2%に減少しています。
• 相談受付件数のうち、対応が完了した件数は、99.0％（291件）です。相談受付件数はほぼ横ばいでしたが、対象となる事業者に状況を確認した件数は104件から91件と13件減少（12.5%減）しました。

本編

本編、データ編を含む全文は以下のPDFよりご覧ください。

• 2022年度「消費者相談受付対応概要」

過去の「消費者相談受付対応概要」については、下記ページよりご覧いただけます。

• 参考情報

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