2020年度「個人情報の取扱いにおける事故報告集計結果」について

  • その他

公開日:2021年10月5日

本資料は、2020年度中にプライバシーマーク制度運営要領(JIP-PMK500「プライバシーマーク付与に関する規約」第11条)に基づき、プライバシーマーク付与事業者の皆さまより当協会および審査機関にご報告いただいた個人情報の取扱いにおける事故等について、取りまとめ、集計したものです。

皆さまの個人情報保護へのご尽力、また事故等のご報告について感謝するとともに、個人情報の取扱いにおける事故の発生防止・再発防止等にご活用いただければ幸いです。

※2021年10月15日:一部文字修正等を行い、PDFファイルを更新しました。

概要

2020年度の事故等報告件数

  • 2020年度は、939の付与事業者より2,644件の事故報告があり、2019年度と比較すると、報告事業者数は減少、事故報告件数は増加となりました。(2019年度:報告事業者数985社、事故報告件数2,543件)
  • 2020年度末時点の付与事業者数に占める事故報告事業者の割合は5.6%となり、こちらは2019年度に比べ減少しています。(2019年度:6.0%)

報告内容の概要

  • 事故の原因を件数が多い順に見ると、「誤送付」(1,648件:62.3%)が最も多く、次いで「その他漏えい」(454件:17.2%)、「紛失」(394件:14.9%)、その他(140件:5.3%)となりました。
  • 「誤送付」の内訳では、多い順に見ると、「メール誤送信」(764件:28.9%)、「封入ミス」(323件:12.2%)、「宛名間違い等」(314件:11.9%)となりました。「メール誤送信」が2019年度よりも大きく増加しています。
  • 「その他漏えい」の内訳では、「関係者事務処理・作業ミス等」は、2019年度には2018年度より減少(205件→138件)しましたが、2020年度には2018年度を超える232件に増加しました。
    また、2019年度に2018年度から大幅に増加(55件→185件)した「プログラム/システム設計・作業ミス」は2020年度には102件に減少しましたが、一件あたりの事故による漏えい件数が増加傾向にあります。また「ウイルス感染」も2019年度の9件から2020年度は3倍以上増えて29件となっており、増加傾向にあります。
  • 「その他」の内訳では、2018年度から2019年度にかけて増加(24件→66件)した「誤廃棄」が2020年度には38件に減少しました。他に目立つ点としては、2019年度には8件だった「内部不正行為」が、2020年度には15件に増加しました。
  • 2020年度は、新型コロナウイルス感染症対策のための「テレワーク実施」「新たなコミュニケーションツールの利用」などの業務環境の変化の影響が、事故報告の内容にも見られます。

本編

本編、データ編を含む全文は以下のPDFよりご覧ください。

参考

過去の「個人情報の取扱いにおける事故報告集計結果」については、下記ページよりご覧いただけます。

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電話:03-5860-7563

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