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「第58回宣伝会議賞」のJIPDEC協賛企業賞が決定しました。

JIPDECでは昨年に引き続き、今年度も日本最大規模の公募型広告賞「宣伝会議賞」への協賛を行いました。

JIPDEC課題「プライバシーマークを多くの人に知ってもらうためのアイデア」へも、たくさんのキャッチフレーズ・CMアイデアをご応募いただきました。誠にありがとうございました。

JIPDEC課題への応募作品からシルバーが選出され、またあわせてJIPDECによる協賛企業賞が、以下のように決定いたしました。協賛企業賞受賞者インタビューおよび、協賛企業賞受賞者様へのJIPDEC プライバシーマーク推進センター担当常務理事からのコメントを合わせてご紹介します。


●シルバー受賞
「や~いお前の母ちゃん 昭和55年2月29日生まれ身長160cm暗証番号1234~」
(井上 悠仁さん)


●協賛企業賞
「私より私のことを知っているあの人は、私の知らない人でした。」
(庵 貴政(いおり たかまさ)さん)


協賛企業賞 受賞者インタビュー

何より「自分事化」
~第58回宣伝会議賞 協賛企業賞 庵 貴政さんインタビュー~

「第58回宣伝会議賞」にて、JIPDEC課題への作品で協賛企業賞を受賞された、庵 貴政さんへ、協賛企業賞を受賞した作品を作るに至った経緯など、お話をお伺いしました。
協賛企業賞を受賞された作品へは、どのような想いがあったのでしょうか。

インタビュアー:一般財団法人日本情報経済社会推進協会 プライバシーマーク推進センター 福岡 峻(写真右)

協賛企業賞受賞:庵 貴政さん(写真左)
会社員として法務職勤務をしている際に、短い言葉で人の心を動かすことのできるコピーライティングに興味を持つ。
株式会社宣伝会議が開講している「コピーライター養成講座」を受講する中で、キャッチコピーに対する興味が
さらに増したため、今回、宣伝会議賞に応募することを決意。

インタビュアー:一般財団法人日本情報経済社会推進協会 福岡 峻(写真右)

—以前から宣伝会議賞には参加されていたのですか?

応募は今回(第58回宣伝会議賞)で4回目です。言葉に関する仕事に興味があり、いろいろと探しているうちに宣伝会議賞にたどりつきました。今回はいろいろな課題へ、計700作品ほど応募しました。

—プライバシーマークは、宣伝会議賞参加前からご存知でしたか?

正直に言いますと知りませんでした。今回宣伝会議賞に参加し、はじめて知りました。課題を確認する中で「個人情報」に関するマークであることが分かり、自分にも関わり合いがあるものではないかと興味が湧き、作品を考えました。

—協賛企業賞の作品について、想いなどを教えてください。

何より伝えたかったことは「個人情報が流出すると恐ろしい」ということでした。当たり前のことだとは思いますが、当たり前のことを表現で工夫し、伝えようと思いました。前半部分「自分より自分のことを知っている」だけを読むと、「仲の良い友人のことかな?」「恋人のことかな?」と少し暖かい印象を持たれるかと思います。それを後半部分「私の知らない人でした。」で、友人でも恋人でもない見ず知らずの人が自分を知っていたという恐ろしい状況を表現し、そのギャップで「個人情報保護の大切さ」や「個人情報が流出すると恐ろしい」ということを伝えようと考えました。

—この作品について、自信はありましたか?

しっくりとは来ていました。ですが、同時に、主観的評価と客観的評価には差があるだろうと思ってもいました。今回賞をいただいたということは、その評価が一致したということでもあると思い、嬉しかったですし、とても驚きました。

—プライバシーマークは形のない商品です。他の課題と比べて、応募しにくかったりしませんでしたか?

たしかに、すぐに手に取って見たり、直接触れたりすることができない分、取り組みづらいかもしれないと、当初想像していました。ですので、まずは自分事化することから始めました。例えば「口が堅い人」という評価は、自分で言うよりも他人から言われた方が説得力がありますよね。つまりプライバシーマークはその企業版かな、と。

—よく調べていただき、ありがとうございます。

課題設定もわかりやすかったです。商品としてはBtoBのものですが、「企業だけではなく、一般の人にも知ってもらいたい」ということが(宣伝会議賞での)課題設定で明確になっていたので、考えやすくなりましたし、だからこそ応募させていただきました。

—繰り返しになりますが、決してわかりやすい課題ではなかったと思いますが、応募までを振り返ってみて一番のポイントなどはありますか?

なにより「自分事化」が大切だと思います。プライバシーマークに関して言うと、先ほども言った通り、「一般の人にも知ってもらいたい」ということが明確だったので、意図がわかり、距離感が近く、考えやすくなったなとは感じました。

—次回以降、宣伝会議賞へ応募される方などへ、メッセージをお願いします。

自分の言葉を人に伝えて、それが人に届く。それはつまり「自分の存在意義」を「他人に認めてもらう」ことだと思います。宣伝会議賞は、自分の言葉、存在を肯定してもらえる喜びを感じることのできるコンペティションだと思います。審査員の方も、協賛企業の方も、力を込めて作品を選んでいると思うので、そうして選ばれたときの喜びを知ってほしいです。


 ●コメント:JIPDEC プライバシーマーク推進センター 担当常務理事 竹内英二
当協会の課題へ多数の応募をいただき、心より御礼申し上げます。
BtoB商品を「多くの人に知ってもらう」という難しい課題であったと存じますが、庵様の作品は、その中で、状況を想像することができ、「個人情報」は身近な存在であることに気づきを与え、保護の大切さをわかりやすく表現された、素晴らしい作品でしたので選出をさせていただきました。この度は誠におめでとうございます。また、繰り返しになりますが、たくさんのご応募をいただきまして、誠にありがとうございました。

宣伝会議賞について

宣伝会議賞は、月刊「宣伝会議」が主催する広告表現のアイデアをキャッチフレーズまたはCM企画という形で応募いただく公募広告賞です。2020年に開催された第58回目は、以下のような形で開催されました。

【「第58回 宣伝会議賞」JIPDEC課題(終了)】
  • 課題 :「プライバシーマーク」を多くの人に知ってもらうためのアイデア
  • ジャンル :キャッチフレーズ/ラジオCM/テレビCM
  • 応募期間 :2020年10月1日(木)~ 2020年11月19日(木)
  • 第58回 宣伝会議賞特設サイト :https://senden.co/

この件に関するお問合せ先

プライバシーマーク推進センター
電話:03-5860-7563

公開日

2021年3月15日

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